首の痛みとは、首の関節が痛む場合と、首の筋が痛む場合の2つがあります。
一般的には、筋肉の血液の流れが悪くなって、乳酸などの疲労物質がたまって首に痛みが起こるとされています。
首に痛みが起こる多くの場合は日常生活が原因となっていて、痛みが軽ければ心配はいらないとされていますが、なかには病気が関連して首の痛みが引き起こされていることもあるので注意しなければなりません。
また、首に原因があって起こっている痛みと、肩などその他の部分が原因となって起こっている痛みにもわけられます。
腕を腰から背中へ回した時や、腕を頭の上にあげた時に肩も痛いといった場合は、肩周辺の筋肉の疲労や関節の炎症が原因となって首に痛みが起こっている可能性があります。
首を動かすと肩や腕も痛む、上を向くと首に痛みがあるなどといった場合は、首の骨に異常があって痛みが引き起こされている可能性があります。
日常生活の中で、同じ姿勢を長時間続けたようなときに生じる首の痛みは、首や肩の筋肉が疲れて疲労物質がたまったことによる一時的なものなので心配はいりません。
慣れない仕事や細かい仕事をしたときなどや、緊張や不安で精神的なストレスが続いた場合にも首に痛みがあらわれますが、その原因を取り除いていけば症状は軽減されていくでしょう。
その他、眼精疲労、眼鏡があってないなどと目に関連して起こる場合や、貧血、風邪、季節の変わり目、更年期障害などといったときにも首に痛みがあらわれます。
このような心配のいらない首の痛みは、日頃の姿勢を正して、長時間同じ姿勢を取り続けないように、仕事の合間にストレッチをするなど工夫をすれば症状は改善します。
ただし、どうしても改善しなくて慢性的に続く場合には、マッサージや鍼灸などで疲労を回復する手段をとったほうが良いかもしれません。
首の痛みには、病気が原因となっていることもあるので注意をしなければなりません。
首の痛みとともに、めまいや頭痛の症状がある場合は、高血圧や狭心症の疑いもありますし、脳腫瘍や脳出血でも発生することもあるので、症状がたびたび起こり、長時間続くようなら内科的な検査を受けることも必要となってきます。
痛みが激しく、首だけでなく腕や指なども痛くなるといった場合には、頸部変形性脊椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどの可能性もあります。
首の病気の中でも頚椎椎間板ヘルニアは脊髄に関わっているので、1番怖いとされています。
首への激しい痛みとともに、安静にしている時でも常に手指に痺れを感じたり、上を見上げる姿勢をとるろ肩から手にかけての痛みが悪化するなどという症状が続く場合は頚椎椎間板ヘルニアの可能性が高いので、早めに病院で検査を受けましょう。
首に痛みが生じる外傷的なものに頚椎捻挫があります。
頚椎捻挫とは、骨に異常がなくて関節や靱帯が損傷を受けた状態で、むち打ち症や寝違いがそれに含まれます。
交通事故などで強い衝撃を受けたときに、頸部がむちを打つようにしなることによって生じるむち打ち症は、傷を受けてから数時間から翌日くらいに首の痛みが発症することが多く、肩痛、頭痛、腰痛、めまい、耳鳴り、倦怠感など全身に不調があらわれるケースもあり、頸部の構造がどのくらい壊れたかによってその後の症状が変わってくるものです。
頚椎捻挫は、老化による椎間板の変性、スポーツ事故などによる外傷、猫背などの姿勢の悪さのともなう生理的弯曲の異常によっても発生します。
捻挫なので、最初の1週間くらいはなるべく首を動かさないように安静にしておきましょう。
それ以降は、適度な運動から始めて、徐々に普通どおりの生活に戻していく方法が良いと思います。
首は1番こりやすいので痛みも出やすい場所です。
放っておくと身体の体調を崩しやすくもなってしまうので、マッサージをするなどして、硬くなった筋肉をほぐし、こりを解消したほうが良いでしょう。
軽く耳の後ろや首筋を揉むと筋肉が和らいで痛みも軽減されますが、マッサージやストレッチなどは自己流で行なってしまうと、症状が悪化してしまう可能性もありますので、専門医にきちんと指導を受けてから行なった方が無難と言えるでしょう。
ただし、マッサージは一時的に辛い症状を和らげる手段なので、根本的な痛みの原因の改善ができたわけではありませんので注意して下さい。
また、病気が原因で首の痛みが起こっている場合には、マッサージをしただけでは治らず、その元となっている病気を治さない事には症状は治まりません。
首の痛みを解消するには、湿布を貼るのも効果的です。
症状によって温湿布を使うか、令湿布を使うかが違ってきますし、温めすぎや冷やしすぎは逆に症状を悪化させてしまう場合もありますので注意が必要です。